皆さんこんにちは
京備産業有限会社です。
〜新人が伸びる現場、辞める現場〜
菌床椎茸やきくらげの生産は、未経験からでも始められる仕事です。
しかし、実際に働いてみると、覚えることは意外と多くあります。
菌床の状態を見ること、収穫のタイミングを考えること、商品を丁寧に扱うこと、作業環境を清潔に保つことなど、一つひとつに意味があります。✅
だからこそ、新人を育てるときには、ただ作業方法を教えるだけではなく、「なぜこの作業をするのか」まで伝えることが大切です。
今回は、新人が安心して働きながら成長できる現場づくりについて考えてみます。
新人には、最初から細かな作業だけを教えるのではなく、生産から出荷までの全体像を説明することが大切です。
菌床を管理し、成長を確認し、適切なタイミングで収穫し、選別や箱詰めを行って商品として送り出す。
この流れを知ることで、自分が担当している作業がどこにつながっているのか理解しやすくなります。✅
きのこの状態は、言葉だけでは伝わりにくい部分があります。
そのため、新人には実際の菌床や収穫物を見てもらいながら、
「今日はこのくらいの状態になっている」
「こちらはもう少し様子を見る」
というように、現場で一緒に確認することが大切です。✅
経験を積みながら少しずつ見る力を育てていきます。
経験者にとって当たり前になっている判断でも、新人には分からないことがあります。
なぜこちらを先に収穫するのか、なぜこの場所を重点的に見るのかを言葉にして説明することが大切です。✅
理由が分かれば、別の場面でも自分で考えられるようになります。
ベテランは、状態を見ながらスムーズに収穫や選別を進めることができます。
しかし、新人は一つひとつ確認しながら覚える必要があります。
そこで「もっと早く」と急かしすぎると、見落としや扱いの雑さにつながることがあります。⚠
まずは丁寧にできることを大切にし、慣れてから少しずつスピードを身につけてもらうことが重要です。
新人には、最初からすべての判断を任せる必要はありません。
先輩と一緒に収穫したり、容器を準備したり、収穫物を運んだりしながら現場の流れを覚えてもらうことが大切です。✅
一つずつ経験を積み重ねることで、自分でできる範囲が広がっていきます。
椎茸やきくらげは、収穫した後も商品としてお客様へ届けられます。
だからこそ、必要以上に強く扱ったり、乱雑に容器へ入れたりしないことが大切です。
「なぜ丁寧に扱うのか」を伝えることで、単なる作業ではなく商品づくりの一部だと理解しやすくなります。✅
生産室や作業場の清掃は、決して新人だけが行う雑用ではありません。
清潔な環境を保つことは、日々の生産を支える大切な仕事です。
先輩も一緒に行いながら、なぜ必要なのかを伝えることで、清掃への意識も変わります。✅
「これは収穫していいのかな」
「この状態はいつもと同じなのかな」
と新人が迷うことは自然です。
そんなときに気軽に質問できる雰囲気をつくることが大切です。☺
分からないまま進めるより、確認してから進める方が安心です。
新人が収穫の判断を間違えたり、選別で迷ったりすることもあります。
そのときにただ注意するだけではなく、
なぜ迷ったのか、どこを見れば判断しやすかったのかを一緒に考えることが大切です。✅
失敗を次の成長につなげることが重要です。
菌床栽培では、一日ごとの変化を見続けることが大切です。
新人にも同じ場所を継続して見てもらうことで、
「昨日より大きくなっている」
「この場所は成長が早い」
と変化に気づけるようになります。✅
積み重ねによって観察力が育っていきます。
生産現場は、季節によって作業の感じ方や注意点が変わることがあります。☔
一つの季節だけ経験して仕事を覚えたと思うのではなく、一年を通して経験することで理解が深まります。
新人には、その時期ならではの特徴を少しずつ伝えることが大切です。
毎日の収穫量や状態を記録する作業は、ただ数字を書くためではありません。
あとから振り返り、次の管理や生産計画に生かすための大切な情報です。✅
なぜ記録するのかを理解してもらうことで、書き方も丁寧になりやすくなります。
新人は、先輩の仕事をよく見ています。
菌床を丁寧に扱っているか、道具を元へ戻しているか、清掃をきちんとしているか。
先輩自身が基本を守ることが、一番分かりやすい教育です。✅
新人本人は、自分がどれくらい成長したのか分かりにくいものです。
だからこそ、
「前より状態を見るのが早くなったね」
「収穫後の扱いが丁寧になったね」
と具体的に伝えることが大切です。☺
成長を言葉にしてもらうことで、自信にもつながります。
生産業は、同じような作業を繰り返す場面もあります。
しかし、新人が辞める理由は仕事内容だけではありません。
何のために作業しているか分からない、質問しづらい、できるようになっても認めてもらえないという環境では、長く続けにくくなります。
慣れてきたら、
「今日はどこから確認した方が良いと思う?」
「この状態ならどうする?」
と新人自身に考えてもらうことが大切です。✅
自分で考える経験を増やすことで、指示を待つだけではなく、現場を見ながら動ける人材へ成長していきます。
自分たちが育てた椎茸やきくらげは、その後スーパーや飲食店、さまざまな家庭へ届けられます。
誰かの食卓に並ぶ商品をつくっていることを知ると、日々の作業への意識も変わります。✨
菌床椎茸・きくらげ生産では、経験を積むことで少しずつ見えるものが増えていきます。
菌床の状態を見分ける力、収穫のタイミングを考える力、商品を丁寧に扱う意識は、一日で身につくものではありません。✅
だからこそ、焦らせず、質問できる環境をつくり、成長を具体的に伝えることが大切です。
私たちも、新しく入った仲間が安心して学びながら成長できる現場をつくり、菌床椎茸・きくらげ生産の知識と経験を次の世代へつないでいきます。✨